とある街の一角。月夜に現れては、ふと消える不思議な「屋台バー」がある。この屋台の店主は女性バーテンダー・雪。雪は夜更かしが苦手でいつも居眠りをしているが、ひとたび注文を受けるとその眼差しは変わる。客の特徴、気候などを考慮して客がもっとも求めている味を提供する天才バーテンダーだ。バーには様々な客が訪れ、それぞれの悩みや悲しみをグラスと共にカウンターに置いていく。そして雪自身も、同居する二人の先輩バーテンダー騎帆と日代子との出会いや、過去も含め物語が動き出す。気鋭のイラストレーター・パオの漫画デビュー作を実写化